モバイルシステム技術検定2級とは?難易度やメリットを解説!

モバイルシステム技術検定2級とは?難易度やメリットを解説!

今回は、ちょっとマイナーめのIT系資格、【モバイルシステム技術検定2級】について紹介していきます。

本記事では、この資格の概要と難易度、取得のメリット、そして他のIT資格との比較について解説します。
試験に興味のある方、受験予定の方などのお役に立てれば幸いです。

実際の出題内容・過去問を知りたい方へ

筆者が実際に受験したときの勉強方法や出題内容について書きました。
よかったら合わせてお読みください。

目次

モバイルシステム技術検定2級の概要

モバイルシステム技術検定2級の概要

試験の基本情報

モバイルシステム技術検定2級の概要は以下のとおりです。

試験の主催者一般社団法人モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)
試験日(期間)1年に2回(2024年度は①4月~7月、②11月~1月)
試験時間100分
問題数・出題形式100問(4者択一)
試験形式CBT方式、テストセンター受験
受験料18,150円(税込)(※会員価格は公式サイト参照)
受験資格特になし
資格合格の有効期限無期限
合格率60.7%(※2024/7時点)
合格点非公開
過去問非公開(※公式サイトにサンプル問題あり)

公式テキストは最新版を買いましょう

モバイルシステム技術検定2級では、公式テキストが販売されています。

こむぎ

B5サイズで約390ページなので、大きくて重めです

試験問題はすべてこの公式テキストから出題されます。
公式テキストに書かれていない内容は出題されません。)

公式テキスト以外の試験対策書が売られていないようなので、基本的にはこちらの公式テキストを使って勉強することになります。

また、最新の技術動向を踏まえて出題範囲が変わり、そのたびにテキストの内容も更新されます。
試験対策の際は、必ず最新版の公式テキストを使って勉強しましょう

出題範囲に新しく追加された内容は出題されやすいと予想できます。
(新たに追加される内容は、それほど大切なテーマであると考えらるため)
テキストを中古で購入するのはあまりおすすめしません。

モバイルシステム技術検定2級の難易度

モバイルシステム技術検定2級の難易度

想定されている受験者

MCPCによると、モバイルシステム技術検定は以下のような方を対象とし設けられた資格制度です。

  • IT/ICTシステムエンジニア
  • IT/ICT企業のセールスエンジニア、または営業担当者
  • 情報システム部門の担当者や責任者
  • コンサルタントとしてIT/ICT関連業務に従事される方

ただ上記の職業はあくまで想定です。
IT系の仕事をしていない方、働いていない方や学生さんなど、誰でも受験できます

試験合格の難易度

試験合格の難易度ですが、IT業界での実務経験が1〜2年程度あれば十分に取得可能なレベルです。

普段からIT関連の仕事をしている人にとっては、少し勉強すれば合格できる試験だと考えられます。
ただし、モバイルシステム関連の業務経験がない場合は、
時間に余裕を持って公式テキストをしっかり読み込むことをおすすめします。

問題の難易度

試験本番で出題される問題の難易度は易しめと言えます。

テキスト紹介のところでも触れましたが、公式テキストに書かれていない内容は出題されません
公式テキストの文章がそのまま穴埋め問題になって出たりします…!

つまり、勉強さえすれば確実に合格できる試験だと考えられます。

社内でモバイル関連のプロジェクトやポジションに配属される可能性が高まります。

他IT資格との比較、資格取得のメリットはある?

基本情報技術者試験との比較

モバイルシステム技術検定2級と同レベルの資格として、基本情報技術者試験があります。
(公式サイトでは、2級は基本情報技術者試験合格者相当とされています)

こむぎ

筆者個人的には基本情報技術者試験の方が難しいと感じました

基本情報技術者試験は「ITエンジニアの登竜門」と言われる国家資格で、
情報処理に関する知識全般を身に付けるための試験です。

それに対してモバイルシステム技術検定は、モバイルシステム分野に特化した民間資格です。

モバイルシステム技術検定はIT全般の知識を評価する資格ではないため、
転職やキャリアアップに役立てたい場合は他の資格と組み合わせて取得するのがおすすめです。

専門性のアピール材料としては物足りない

モバイルシステム技術検定2級を取得することで、
モバイル技術に関する基礎知識があることを客観的に示すことができます

ただし、「モバイル技術の専門性があります!」とアピールできる資格ではないと思います。
理由は、モバイルシステム技術検定2級は基礎レベルの資格だからです。

MCPC公式の説明によると、2級はIPAの「基本情報技術者試験合格者相当」とのことです。

「専門性があります!」と胸を張って言いたい場合は、
2級試験の上位に位置する、次のような資格に挑戦することをおすすめします。

モバイルシステム技術検定1級
  • 受験資格:2級資格取得者
  • IPAの応用情報技術者試験、ITストラテジスト試験、ネットワークスペシャリスト試験合格者相当。
シニアモバイルシステムコンサルタント(SMC)
  • 受験資格:1級試験取得者
  • 「モバイルシステムコンサルタント」として、最新技術動向を抑えつつ、コンサルティングやプロジェクトマネジメントができるレベル。
こむぎ

シニアモバイルシステムコンサルタントとなると、受験資格を得るだけでもなかなか大変そうですね…!

まとめ

今回は、民間資格の1つである「モバイルシステム技術検定2級」について簡単に紹介しました。

試験内容や勉強方法についてもっと知りたいという方は、以下の記事もあわせて覗いてみてください。

こむぎ

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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