こんにちは、こむぎです
今回は、日系大手SIerにシステムエンジニア(SE)として入社した私が、新人研修を受けて感じたこと4点をまとめました。
SIerへの入社が決まった学生のみなさんに、SIerで働く(といっても研修ですが…)イメージを少しでも持ってただけたら嬉しいです。
就活中の方が読んでくださっていたら、こんな様子の企業があるんだよ〜と知っていただけたら嬉しいです。
新人に対する面倒見が良すぎる
入社式の日に研修のスケジュールが配られて、まず驚いたのがこれ。
研修が手厚すぎる!
研修の内容としては以下のような感じでした。
月 | 研修 | 内容 |
4月 | ビジネススキル研修 | ・メール/文書作成 ・プレゼンテーション ・ビジネスの場における会話のコツ |
5月 | プログラミング研修 | ・Java/JavaScript/SQLの基礎文法 ・オブジェクト指向プログラミング ・HTML/CSSの基礎 |
6月~7月 | システム開発研修 | ・Java、JavaScript、HTML/CSS、SQLを使って実際にシステム開発 ・要件定義から製造、テストまで2か月間で行うグループワーク |
お金もらってこんなに研修受けていいんか…ってくらい、4か月間内容の濃い研修でした。
そしてグループ活動が多くて、まるで学校。
私が入社した会社だけかもしれませんが、係活動というものまであり、もはや小学校・中学校のクラス活動っぽい雰囲気だなと感じました(笑)
勤務時間の管理が厳しすぎる
新人研修中、企業によっては1年目は残業禁止の場合があります。
始業時間と終業時間がしっかり管理されていて、新人は研修開始5分前に一斉に社用PCを起動します。
そして、退勤時間になったら社用PCをシャットダウンしないといけないので、勤務時間内にとにかくタスクをこなすという感じです。
ホワイトで良いといえば良いのですが、残業代が出ないので、一人暮らしで社宅を借りていない場合なんかは生活資金が苦しいかも…
これは就活生向けにコソッとお伝えしたいことですが…
1年目社員の残業時間を0時間に制限することで、社外に公表する平均残業時間の値を小さく見せているのでは?とも思われます(もちろん全企業がそうとは言いません)。
平均残業時間は、あくまで「平均」ですからね。
文系出身者でも研修に付いてきている
私が入社した企業では、情報系出身で専門の研究をしていたような人は新人全体の1割程度でした。
しかし、入社1年目のうちに基本情報技術者の資格を取る必要がありました。そのため、社前に取得していなかった人は春試験前のゴールデンウィークは勉強で忙しそうでしたね…
と言っても、現場配属された後のほうが確実に忙しいです。新人研修の期間が1番暇、というか気持ち的にも時間的にも余裕があるらしいです。
というわけで、基本情報技術者の資格は早めに取得しましょう。もちろん入社後でも大丈夫ですが、学生のうちに取得できていると心の余裕が大きいです!
SIerはサービス業だと改めて認識
SIer企業の志望動機として「ITを活用したモノ作りをしたい!」というのをよく耳にします。
就活生のみなさんは、ご自身が想像する「モノ作り」と業務内容とのギャップに注意したほうがいいかも。
自社内でモノを作って売っている企業もあると思いますが、私が入社した日系SIerの業務内容は「サービス業」だと考えています。
ハードウェアを作るのは製造業、ソフトウェアを作ってそのマネジメントをするのはサービス業。
という認識でいると、入社前後のギャップは小さくなるかもしれませんね。
以下は研修中に先輩方から聞いた言葉です。参考にしてみてください!
顧客はコンピュータを使いたいのではなく、コンピュータを使って何か達成したい目的がある。それは体験だったり、便利さだったりと様々。SIerが提供するのは時間や体験なんだよ。
まとめ
今回は、日系大手SIerに入社した私が、新人研修を受けて感じたこと4点を書いてみました。
- 新人に対する面倒見が良すぎる
- 勤務時間の管理が厳しすぎる
- 文系出身者でも研修に付いていける
- SIerはサービス業だと改めて認識
SIer企業への就職を考えている方に少しでも参考になりましたら幸いです!
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